内向きサーバーを構築する

 

[共有フォルダを作成する]

1 あらかじめコンピュータ名とグループ名を確認しておく。ワークグループ名はLAN内のすべてのPCで揃えておく

 

2 共有したいフォルダを選択し、右クイックメニューから「共有とセキュリティ」を選ぶと共有設定のダイアログが開く。

 

3 共有設定で「ファイル共有を有効にする」をクリック。

 

4 「ネットワーク上でこのフォルダを共有する」にチェックを入れ、共有フォルダの名前を設定し、「ネットワーク ユーザーによるファイルの変更を許可する」にチェックを入れる。

 

[共有フォルダをマウントする]

1 共有フォルダはネットワークドライブとしてマウントしておくと便利。エクスプローラのツールメニューからマウント可能

 

2 共有フォルダのパスを入力するか、参照ボタンで共有フォルダを選択。ドライブ文字を割り当てればネットワークドライブをマウントできる。

 

 

 Windowsのファイル共有の方法は非常に簡単で、まずネットワーク上の全てのPCでコンピュータ名とワークグループ名の設定を確認しておく。コンピュータ名はアクセス先のPCを特定するために必要となるため、それぞれ異なる名前を設定する。一方、ワークグループ名はめっとワーク上のPCをグループ化するための識別子となるため、すべてのPCで同じ名前にしておく。

 サーバー側で共有したいフォルダを選択し、右クイックしてメニューから「共有とセキュリティ」を選ぶ。初めて共有設定をする場合、ウィザードを使うか、手動で設定するかを選ぶが、ウィザードの場合インターネット接続共有やワークグループの設定などといった余計な項目が現れる上、「共有ドキュメント」フォルダも自動的に共有になってしまう。

 手動で設定する場合は、「ネットワーク上でこのフォルダを共有する」にチェックを付けて、共有名を入力するだけなので、とくにとまどうところはない。わざわざ無駄の多いウィザードを使う必要はないだろう。

 標準では共有フォルダに対して読み取りしか許可されないので、忘れずに「ネットワークユーザーによるファイルの変更を許可する」にチェックを付けて、書き込みも許可しておこう。

 共有したフォルダはネットワーク上のほかのPCでマイネットワークを開けば参照できるが、よく利用する場合はネットワークドライブとしてマウントしておくと便利。エクスプローラ上でドライブとして利用できるようになり、アクセスが簡単になる。

 プリンタの共有も似たような手順で設定できる。まず、サーバーにプリンタを接続し、ドライバなどをインストールして使える状態にしておく。その後、Windows上でプリンタを表示して、右クイックから共有を選ぶだけ。

 クライアントから共有プリンタを利用したい場合は、プリンタの追加ウィザードを起動し、「ネットワークプリンタ」を選択してウィザードを進めていけばよい。共有プリンタの接続先の選択画面でネットワークを参照して、サーバーで共有したプリンタ名を選べば有効になる。

 印刷方法はローカルプリンタとほとんど同じだが、プリンタによっては双方向通信がうまく利用できないため、インクの残量などを確認できない場合がある。また、マルチファンクションプリンタの場合も、ネットワーク経由でスキャナなどが利用できない可能性がある。

 

【用語】

コンピュータ名・・・
ネットワーク上でPCを識別するために利用される名前。

ワークグループ名・・・
ネットワーク上のPCをグループ化するときに利用する識別名。部署単位などでPCをグループ化するときなどに利用する。家庭ならば、一家のPC全てを一つのグループで統一するのが一般的。

ネットワークドライブ・・・
Windows系のOSが持つ、共有フォルダをドライブとして利用するための機能。ドライブ文字が割り当てられローカルドライブと同様に利用できる。

Guestアカウント・・・
ネットワーク経由でのアクセスの際に利用されるアカウントの一つ。Windowsでは、セキュリティの設定が必要ない場合に、このアカウントを利用してネットワーク経由でほかのPCにアクセスする。

 

 

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