自宅サーバーなら低スペックのマシンで十分

サーバーと聞くと、マルチプロセッサやギガバイト単位のメモリといった超強力スペックが思い浮かぶかもしれないが、個人ユーザーや自宅サーバーとして適用する程度なら、使わなくなった型落ちのマシンでも十分。CPUならPentiumVや初期のAthkon XPなどのすでに生産が終わってるものでも間違いない。メモリもOSが普通に動作するくらいの容量で足りるだろう。 自作ユーザーなら押入れにしまってある古いパーツをかき集めればできてしまう。

また、買い替えで使わなくなった古いノートPCを再利用するのも有効である。設置スペースが小さく、24時間フル稼働させても日常生活の妨げになる騒音を発しないため、自宅サーバーとしてリサイクルするにはうってつけのマシンである。

余ったパーツの使いまわしで大丈夫とは言っても、ファイルサーバーとして用いる場合はできるだけ大容量のHDDを用意しておく必要がある。その代わり、サーバーへのアクセスにはLANやインターネットを経由するので特別に高速なHDDを選ぶ必要は無く、静音性や発熱に気を使った方が良い。

静音化対策としては、ファンコントローラを使ってファンの回転数を制御したり、ファン電圧を12Vから5Vへ変更して回転数を下げたり、ファン径変換アダプタを使って低回転数でも十分な風量を確保したりするなどがある。もっとも安全で効果的な方法としては、ファン径変換アダプタでファン回転数を抑えつつ、風量を稼ぐことである。

 

【用語】

PentiumV・・・
1999年に登場したIntel製の32bitCPUで、2001年にPentium4が登場するまで同社の主力のCPUとして広く普及した。システムバスクロックは100MHzまたは133MHz。クロック周波数は450MHzから1.2GHzまでが登場した。

Athlon XP・・・
AMD製の32bitCPUで、初期のPentium4と対比されるCPU。クロックによらない性能表示方式”モデルナンバー”を採用したCPUでもある。クロック周波数は1.33GHzから。

ファンコントローラ・・・
ファンの回転数をコントロールする装置。ファンの電源ケーブルと電源コネクタの間の接続し、ファンに供給する電圧を調整することで回転数を変化させる。

ファン径変換アダプタ・・・
定格よりも大きなサイズのファンを利用するためのアダプタ。たとえば、6cm角ファンを搭載するためのネジ穴に8cm角のファンを搭載することが可能となる。

 

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